161.8高地から日本軍主陣地を望む (中城村北上原)              2002年1月撮影

           
  161.8高地は独立歩兵第14大隊第1中隊(谷川中尉指揮)が守備した前進陣地であった。前進陣地とは主陣地帯の前方の重要拠点に配置される陣地であり、主陣地線の位置を悟られないために処置することが多かった。写真はその前進陣地から日本軍の主陣地帯を撮影したものであり、戦闘が終結した4月6日の翌日、4月7日撮影ではないかと思われる。戦時下の写真右上に煙が見えるが、この位置が日本軍主陣地帯最東端部にあたる155高地となる。
  161.8高地(右の写真:米軍側から見た161.8高地)自体は当時指揮班が位置した高地裏側が県消防学校(写真のグランドはその敷地の一部)となって大きく変貌した以外は当時の地形をほぼそのまま残している。また写真に見える主陣地一帯は1985年頃までは戦時そのままの地形が残されていたが、琉球大学が南上原に移転後は急速に宅地化が進み、近年は訪れる度毎に新しい道路・住宅地が建設され続けており、戦時の名残を残す地形も少なくなってきた。       本編「161.8高地の戦闘」を参照