安謝地区アルファ高地 (那覇市安謝)                    2009年11月撮影
   
安謝地区のアルファ高地は北から南に向かって攻撃する米軍が、安謝川を渡河して最初に辿り着く小さな高地である。 この安謝川渡河は5月10日に第22海兵連隊によっておこなわれているが、それに先だって5月9日に第22海兵連隊第3大隊K中隊のポール・ダンフェイ中尉以下45名の斥候が安謝川を徒歩で渡り、このアルファ高地に辿り着いている。
 写真の通り、この高地周辺は開豁した平野部であり、日本軍は岩をくり抜いて壕を作っていたため米軍の進出状況等を監視したはずであるが、米軍偵察部隊の接近に関しての交戦記録はない。 むしろ突出した独立的な場所であるため、米軍の接近においてひとつ後方の天久台に後退したのではないかと思われる。
 この岩山は海岸線に近い位置にあったが、現在は周囲は埋め立てられて宅地となっており、住宅などに埋もれて遠くからはその位置を確認することが出来ない。 尚、米海兵隊の資料では「アンカーヒル」という名称で説明されていることがある。