天久台から那覇市を見る (那覇市上之屋天久緑地内)              2006年11月撮影

 写真は天久台南端地域から海(泊港)を挟んで那覇市を見通したものである。天久台は独立第2大隊・機関砲第103大隊が守備したが、5月13日にはほぼ全域を米海兵隊第6海兵師団第22海兵連隊によって制せられ、5月15日夜に残存兵力を結集して最期の斬込を実施している。その状況から考えて、この写真は昭和20年5月16日以降のものであろうと思われる。
 現在もこの天久台南端地域は緑地・墓地として残されているが、周辺には泊高校等が建設されて市街地化し、当時のように泊港を見ることはほとんど出来ない。現在の写真右端に泊港にかかる泊大橋があることで辛うじて海の位置が推定できる。戦時下の写真で手前に写る一部破壊された墓は、現在の写真では白い屋根の墓の2段下に同じものであると推測される墓が改築されて残されているようである。同じアングルで撮影しようと試みたが、上段に隣接して墓が作られているため、この位置からの撮影しか出来なかった。