沖縄県営鉄道 那覇停車場 (那覇市泉崎1丁目)                2007年11月撮影

 沖縄県営鉄道与那原線は1914年(大正3)に開通した那覇と与那原を結ぶ全区間9.4kmの鉄道路線であった。レール幅が狭いことから軽便鉄道という名称でも親しまれていた沖縄の重要な交通手段であった。
 当時の写真は6月に撮影されたという説明が付されていることから、那覇市の戦闘が終了してからかなりの時間が経過したものであろう。写真の左端奥には県庁に隣接した 「武徳殿」 が見えている。撮影場所については、この武徳殿の位置と見え方および線路位置を航空偵察写真や戦後作成された地図などから割り出した。したがって撮影ポイントはほぼ同じである。現在の写真の左上部に頂上部が三角形の建物が見えるが、これが現在の沖縄県庁であり、武徳殿はこの県庁の左側にあった。
 那覇停車場は現在ではモノレール「旭橋駅」の東側に位置するバスターミナルとなっており、現在でも公共交通の起点でもある。