城間地区アイテムポケット周辺 (浦添市城間・港川)               2004年12月撮影

                    

  城間地区(米軍作戦地名:アイテム)は日本軍独立歩兵第21大隊と米陸軍第165連隊が戦闘を交えた地区である。写真は最も激しい戦闘が行われたアイテムポケット(強力な機関銃拠点があった)の北側にあたる場所であり、米軍は写真の右側である牧港地区から中央の平地部の海岸線付近を横断して進撃した。日本軍はこの地区の陣地を海から上陸する敵に対して構築していたため、米軍は正にその正面から攻撃することになった。昭和20年4月20日に半日で突破できると見積もった米軍は苦戦に陥り、アイテムポケットを占領したのは4月27日であった。 
  この城間地区は市街地化から逃れるとともに、米軍の牧港補給基地があるために皮肉な事ながら開発が進まずに当時の戦場がほぼそのまま現存する貴重な地区となっている。しかしながら、平成14年以降はアメリカ兵の血で赤く染まったというこの中央部湿地帯には住宅地が建設され始め、平成21年完成予定でこの地区にバイパスが建設されることから全ての戦場は姿を消す運命にある。また米軍基地も返還されることから基地内にある戦跡も恐らくは大半が失われることになると思われる。
                    
                                      本編 「城間の戦闘」 を参照