辺土地区米軍駐留地 (国頭郡国頭村辺土)                 2006年11月撮影

                       
 4月1日に嘉手納正面に上陸した米軍のうち、本島北部へ向かった第6海兵師団が最北端の辺土岬に到達したのは4月13日であった。辺土岬に至るまでは日本軍の抵抗はほとんどなく、海兵隊にとっては国頭半島の八重岳攻防戦や日本軍第3・第4遊撃隊のゲリラ活動以外はほとんど平易な戦闘であったと考えられる。この辺土についても、もはや戦略的・戦術的な意味合いはなく、おそらくは日本軍の逆上陸 (米軍は奄美などからの逆上陸を警戒していた) 警戒やゲリラ部隊の掃討という目的しかなかったものと思われる。
 写真の辺土の米軍施設については、辺土集落で記憶があるという人が数名おられた。人によっては通信施設だったという証言もあったが、確かなことは調査資料でも不明であった。ある女性は初めて見るアメリカ人がとても大きくて怖かったということであったが、特に地元住民に危害を加えることもなかったという。
 写真の場所は地元の人の証言で細部位置まで判明した。その位置は現在の写真の撮影場所の約40m右方であったが、さとうきびが生い茂りその場所にたどり着くのが困難であったことと、地元の方からハブの冬眠前の活動期であり、「必ずいる」という助言にあえなく断念した。