伊江島 洞窟陣地 (国頭郡伊江村西江前)                    2007年11月撮影

 米軍が航空機から撮影した写真で「日本軍の洞窟陣地」との説明が添えられている。写真の場所は4月16日に米軍第305連隊が上陸した海岸から約200mの地区にあり、この地区は日本軍の第50飛行場大隊整備中隊の陣地であった。しかしながら、壕の開口部が海岸に向けられていることから陣地としての壕というには疑問が残る。また通信部隊が壕にいたという地元住民の証言も得たが、場所的に通信施設に適しているとは言い切れず (守備隊本部の城山からも離れている)、これに関しても疑問の残るところである。
 壕の上に見えているのが飛行場地区で、障害となる地形も当然なく、この壕のある地区も含めて上陸初日に米軍部隊に蹂躙されている。
 現在の写真は、当時の写真の右にある壕群の現状である。地形的には大きく変わっていることはないが、この場所は牛舎となっていた。数年前に牛舎の裏側の調査が行われたそうであるが、何も見つからなかったということであった。