伊江島 進撃中の第307連隊兵士  (国頭郡伊江村川平)            2007年11月撮影

 写真は4月20日に「学校高地」に向かう第307連隊の兵士と説明が付けられている。第307連隊第3大隊は当日伊江城山の東側に位置していたので、写真の兵士達は第2大隊所属だと思われる。この20日は伊江島の戦闘の最終日で、朝から「学校高地」の攻防が戦闘の中心となり、最終的に占領確保した米軍に対して日本軍が最後の突撃を行って、組織的戦闘は終了した。当時の写真では兵士は完全武装であり、小銃も肩に架けずに両手で保持していることから、かなり第一線に近い状況にあると考えられる。
 現在この場所は、医療保健センターとなっており当時の面影は全くない。現在の写真の建物の鉄筋の脚の部分が兵士達の歩いている場所である。この位置の判定は米軍が沖縄戦開始前に撮影した航空写真から島内の池や水源地を割り出し、加えて周囲の道路状況・遠景などから場所を特定した。当時の写真から木々に残る弾痕や焼けた森林などが見受けられ、その戦闘の激しさがうかがえる写真である。