石川米軍政本部 (うるま市東恩納)                      2005年12月撮影

この写真の撮影は昭和20年6月27日とあり、「石川の米軍政本部幕舎」とある。したがって沖縄戦の終結から数日を経過したものであり、戦時下の緊張感などから解放されている感じが写真からも受け取られる。戦後、石川地区は米軍の保養施設・病院などが建設されたが、何故この場所が軍政本部が選定されたのかは不明である。この地区は東恩納地区にあたり、米軍上陸の4月1日直後から北部へ転進する特設第1連隊他の諸隊が通過した場所であり、混乱した情報の中で米軍と接触して大きな犠牲者を出している。遠方に見える山が石川岳であり、将兵はまずこの山を目標としたという。現在この地区は農地となり、米軍の痕跡は跡形も残されていない。撮影ポイントは高台のようであるが、おそらくその場所と思われる地点は畜産業が営まれていたために、50mほど撮影ポイントをずらして遠方が見える場所から撮影した。中央の白いピニールハウス付近が元幕舎群の中央部であろうと思われる。