牧港2 (宜野湾市宇地泊)                        2007年11月撮影


 写真は牧港地区の歩兵用架橋と補給用架橋が終了した後のものであり、兵士の姿も完全武装ではないことから、4月21日以降の撮影と考えられる。この渡河した地域は4月23日には前線の進展に伴って、日本軍中小火器の射程距離外となったために、むしろ4月末くらいとも考えられる。
 当時の写真では2本の橋の下流でおそらくはゴムボートで資材を運搬しようとしている場面であろう。この小さな桟橋らしき施設は今日では見当たらないが、現在の写真にみえる岩は上部をコンクリートで固めており、場所的には一致していることからも当時の桟橋らしきものの名残かもしれない。

 現在写真の牧港川は大きく埋め立てられて川幅も狭くなり、対岸の荒々しい岩礁も一部を残すだけとなり当時の面影を殆ど失ってしまった。遥か昔には外国使節団も上陸したといわれる風光明媚な港だったらしいが、近年は陸上交通の要衝となり常に車の騒音が立ちこめる一帯となった。