国道58号線恩納付近 (国頭郡恩納村山田)                    2007年11月撮影

 「名護曲がり(名護までの海岸線の道路が曲がりくねっていることからこう名付けられた)を行く海兵将校団」との説明が付された写真である。左に立つ人物は日本兵捕虜とあるが、この写真がどのような状況にあるのかは不明である。海兵隊員の服装・装備や捕虜の状況などからむしろ終戦後のものかと思われる。
 この写真からは当時の海岸線を走る名護に至る道路の状況がわかる。この道路幅であれば戦車などは一列縦隊で走行するしかなく、大量の兵站物資の輸送にも不適当であっただろう。また海岸に迫る岩礁などを見れば、崩落や橋の爆破で道路は簡単に寸断されるであろうことは一見しただけでわかる。事実、この付近の橋は米軍上陸直後に第4遊撃隊によって爆破されている(写真「第4遊撃隊爆破橋梁」参照)。
 写真の撮影場所は名護に至る国道58号線のホテル「ルネッサンス・リゾート」前となる。当時の海岸線は埋め立てられて一大リゾート地に変貌、道路も片道2車線の快適な道路に変わっている。