首里城木曳門(こびきもん)  (那覇市首里城公園内)                   2007年11月撮影

 当時の写真の説明には「夜間戦闘のあと一息入れる」と付されており日付等は不明である。しかしながら5月31日に首里の日本軍守備隊はほぼ撤退を完了して全域を米軍が制する状況になっており、実質5月31日には首里城内での戦闘は終了している。日本軍側の記録でも5月30日夜から31日朝にかけて首里の一角で最後の戦闘を行った記録があり、前後の状況などから考えて、この写真は5月31日ではないかと考える。
 当時の写真には木曳門という記述はないが、首里城内の門を調査した結果、門の広さと奥行き及び門外の風景から判断して木曳門と判断した。首里城の石垣は沖縄戦によって大きく破壊されたが、一部が残されて現在もその姿を見ることができる。しかしこの木曳門は修復されたようで、現在では写真のとおり整備された状態となっている。木曳門は有名な 「守礼門」 からほど近い場所にあるが、主要な観光コースからは外れており、人影もまばらな静かな緑溢れる場所となっている。