安里川渡河 (那覇市前島2丁目)                    2007年11月撮影

 
 米海兵隊が架橋した歩兵用の浮橋は5月23日深夜に河口から約1km上流 (現在の国際通り付近) 付近に架けられたが、河口から約350mの写真の浮橋については正確な記録が残されていない。この付近では5月25日に第6偵察中隊が河口付近を渡河して対岸の那覇市街地を偵察した記録があるため、それ以降に架橋されたものと思われる。兵士の姿を見てもあまり緊張感が感じられないため、戦線が那覇市の南部にまで移行した頃ではないだろうか。
 場所についても正確な記録が残されていないが、背景の稜線の形状を地形図から割り出すとともに、対岸の家並みを米軍航空偵察写真から判断して現在の写真の位置とした。当時広かった川幅も対岸側が埋め立てられて狭くなるとともに、川辺にはマンションが建ち並んで遠くの稜線を望むことも出来なくなった。