運天港 (国頭郡今帰仁村上運天)                      2010年11月撮影

 運天港には海軍部隊が配備されており、その細部は 「海軍第27魚雷艇隊降伏式」 において記述したとおりである。
4月1日に嘉手納正面に上陸した米軍のうち第6海兵師団は沖縄本島を北上し、4月7日には早くも名護市まで進出した。その後本部半島・八重岳の日本軍部隊を包囲して壊滅的打撃を与えた後の4月19日に第29海兵連隊第2大隊が運天港に達して本部半島の占領が完了した。海軍部隊は本来の装備をほとんど喪失したため4月6日にこの運天を離れて陸上部隊と合流していたため、ほとんど無血のままに占領されたと思われる。当時の写真には数両の水陸両用戦車や無防備の兵士が多数見られることから、占領後時間が経過してからの撮影だと思われる。
 運天港は天然の良港で、現在は伊平屋島や宇古利島へのフェリーターミナルとなっているが、そのフェリーターミナルの場所こそが海軍施設があった場所である。近年まで潜水艇を運搬したレールがあったというが、ターミナル化で撤去されたようで、その姿を見かけることは出来なかった。