座間味島上陸1 (座間味村座間味)                     2006年11月撮影

 昭和20年3月26日0900に米陸軍第77師団第305連隊第1大隊が座間味島座間味集落海岸に上陸を開始した。写真はその上陸海岸を西から東に向かって撮影したもので、水陸両用戦車の勢力から考えて約2個中隊が上陸を完了した頃で、写真に兵士がほとんど見られないことからすでに内陸部へ侵攻しているのではないかと思われる。一方守備する日本軍海上挺進第1戦隊基幹は水際での戦闘を断念して指揮所である番所山に終結するために後退中の頃であろう。阿嘉島や渡嘉敷島では上陸後の米軍は急峻な地形のため日本軍が終結している山岳部まで深追いをしていないが、この座喜味島では座喜味集落を見下ろす高月山付近まで初日に進出している。そのため夜間に組織だった日本軍の夜襲が行われて米軍に損害を与えるとともに、日本兵も62名中58名が戦死という壮絶な戦闘に陥った。
  写真の上陸海岸は現在は護岸工事やフェリーターミナル建設により砂浜は失われてしまったが、海岸線のカーブと背景の稜線は当時のままである。シーズンにはフェリーの乗降客であふれて明るい雰囲気で満ちあふれ、60数年前に起こった惨状を頭の中に描ききれない。撮影ポイントは戦時下の写真とほぼ同じ場所だと思われる。
 詳細は本編 「座間味島の戦闘」 を参照のこと。